故人を
供養する方法としては様々あります。
近年、墓石の管理や維持費の負担により散骨を考える方が多く、その解決方法として散骨という方法があります。
ですが「散骨はどのように行うべきか」「手続きが必要なのか分からない」と感じる人も多いはず。
そこで今回は、散骨の方法とその手順について解説していきます。
▼散骨を行う方法とは?
散骨にはいくつか方法があります。
■代表的な散骨方法
・
海洋散骨:海などに散骨する方法
・樹木散骨:霊園の散骨スペースや山などの陸上での自然界に散骨する方法
▼各散骨方法までの手続き
散骨までの手続きは散骨工程だけはいずれの散骨方法
■散骨までの流れ
①火葬に際し親族などの正当な祭祀承継者を確認する
故人が死去した後の火葬は祭祀承継者だけしか行うことができないと法律によって決められています。
祭祀承継者とは、故人と直系の親族です。
②火葬や散骨に必要な書類を用意する
火葬や散骨を行うためには、死亡届や死亡診断書などの書類が必要になります。
この書類がなければ、相続手続きはもちろん、火葬業者も火葬を行うことはできません。
そのため、病院などで必ず作成してもらえる書類のため忘れないようにしましょう。
③祭祀承継者によって故人の火葬を執り行う
祭祀承継者の依頼と必要書類の確認を行った上で火葬業者が故人の火葬を執り行います。
④火葬後の遺骨を散骨できるように粉骨する
火葬後の遺骨については、火葬業者は遺骨に収めることしかできません。
散骨をする上で必要な粉骨は祭祀承継者が行うか、
葬儀業者に依頼しましょう。
⑤散骨場所に赴き散骨する
葬儀の後に散骨を行います。
散骨場所は、散骨業者に依頼するか、寺院などの散骨スペースなどを活用することが最適です。
粉骨した遺骨に関しては自由に散骨することはできます。
ただし、故人への生前への敬意もこめて正式な場所での散骨を行うことが
供養となるはずです。
▼まとめ
以上、散骨に関する手続きや流れについて解説してきました。
散骨をすることは墓石
供養なでに比べて金銭的な側面で負担が少ない利点があります。
しかし、その側面だけでなく故人を
供養するという目的を大前提に散骨を検討してみてはいかがでしょうか。