散骨を海で行う海洋散骨とは | コラム | 徳島県板野郡北島町 吉成駅【徳島葬送.COM】

近年、墓石の後継者の減少や維持費が支払えず墓じまいになるなどの問題が表面化しています。
そんな中で注目されているのが、海洋散骨です。
今回は、そんな海洋散骨という供養方法について解説します。

▼散骨を海で行う海洋散骨とは
海洋散骨とは、海に散骨することで供養を行うこと。
故人の供養の方法としては、墓石供養が一般的ですが、年々海洋散骨が増えてきています。

▼海洋散骨の利用が増える理由とは？
■故人の生前での意思や遺言
海洋散骨を行う理由で最も多いのが、故人の生前の意思です。
生前、海が好きだったことなど理由は様々ですが、海に散骨してほしいという意向を残された親族や代理人が尊重して散骨します。

■供養の費用や期間の問題
古くから供養の方法としては、墓石供養が一般的とされています。
しかし事情により墓石供養ができない場合、海洋供養が代替されることがあります。

・墓石供養の費用や期間
墓石供養を行う為には、墓石建築のための費用がかかります。
それに加え、寺院などの墓石を建てる土地の使用権も必要です。
また墓石供養では、宗派によって決められた回忌法要も長年行う必要があります。
そのため金銭的にも期間がかかるため、続けていくことが困難な場合も考慮して決断する場合が多いようです。

・少子高齢化などの後継者問題
墓石などの供養方法では、建築した墓石を以降代々守っていくことになります。
しかし、近年の少子高齢化や一度墓石建築を行った場合に移転させることは難しいです。
引っ越しなどで通うことができくなるなど、残させた親族の負担になりかねないという問題もあります。

▼まとめ
従来慣れ親しんできた墓石供養は、少子高齢化などの現代特有の様々な問題が影響してきています。
そんな中でも海洋散骨は故人に敬意を損なうことなく残された親族にとっても、故人が負担の起因にならない合理的な供養方法と言えます。
供養方法で迷っていたりお困りの場合は、本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。