おひとりさまにはなぜ終活が必要なのか
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2022/11/01
コラム
「おひとりさま」という言葉には、「ひとりきりの時間を楽しむ」というポジティブなイメージを抱く人も多いでしょう。
しかし、おひとりさまにはリスクもあります。
今回は、おひとりさまに終活が必要な理由を説明しましょう。
▼終活における「おひとりさま」とは
終活の話題に出てくる「おひとりさま」は、一緒に暮らすパートナーや家族がいない人を指します。
・定年退職して一人暮らしをしている人
・配偶者がいない人
・配偶者と離婚や死別をした人
・親と絶縁している人
配偶者や親族がいる場合でも、高齢や病気などで頼れない場合は、おひとりさまに含まれます。
▼おひとりさまのリスク
■生前の場合
おひとりさまは、病気やけがをしても助けてくれる人がいないため、孤独死の危険性が高くなります。
日常の会話が極端に少ないと、ストレスや不安が増してしまうこともあるでしょう。
脳への刺激が減少するため、認知症が進行しやすいことも心配です。
■死後の場合
亡くなったあとの処理や手続きを自分で行うことは不可能です。
どうしても誰かの力を借りなければいけませんが、おひとりさまは近くにやってくれる人がいません。
そのため、せっかく用意したお墓に入れてもらえない可能性もあるのです。
▼まとめ
おひとりさまの老後のリスクを防ぐには、意識的に終活を行う必要があります。
エンディングノートや遺言書の作成、死後の手続きの準備を行い、死後のトラブルが起こらないようにしておきましょう。
かかりつけ医を作ったり、身元保証人を探したりしておけば、生前のリスクもしっかり軽減できます。