「戒名って何だろう?」と疑問に感じたことはありませんか。
葬儀において、戒名というのはとても重要なものなのです。
そこで今回の記事では、戒名のことについて解説します。
▼戒名とは
仏弟子になった時に頂く名前のことです。
元来、戒名を与えるのは出家した方だけでした。
しかし出家していない方でも、極楽浄土に行けるように戒名を付ける風習が現代でも続いています。
■出家とは
これまでの生活・家族・友人と別れを告げて、仏教の修行に励むことです。
出家はもともと古代インドの修行者が行っていたものと言われております。
■極楽浄土とは
極楽浄土とは、阿弥陀を念ずるものが、死後に迎えられる苦しみが全くない世界の事を指しております。
また極楽浄土は、サンスクリット語の「スクヮーヴァティー」が語源となっております。
スクヮーヴァティーというのは「幸福のあるところ」という意味です。
▼戒名の歴史について
現在の戒名はもともと、中国仏教まで遡ると言われております。
当時の戒名は、出家した方が授かるものでした。
しかし、江戸時代になってから「檀家制度」が実施されました。
檀家制度というのはある特定の寺院が、それぞれの檀家の葬祭
供養を独占的に執り行うことを条件に結ばれた制度のことです。
これにより国民も必ずどこかの寺院に属することになり、
葬儀も僧侶が執り行う風潮ができました。
そのため死後に戒名を付けるという習慣が、国民に広く根付くこととなったのです。
▼まとめ
戒名とは、亡くなった方が無事に極楽浄土に行けるようにするための名前のことです。
日本では、江戸時代からこのような習慣が根付き始めたと言われております。
また宗派によって、戒名の付け方は異なります。
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